ダイビングを楽しむ上でライセンスを持っているのと持っていなくてダイビングを楽しむのには、違いがあります。
まず、ライセンス無しの場合は、体験ダイビングに参加します。簡単な基本ルール、注意点の説明を受けるだけで手軽に参加できますが、行動範囲は狭まれます。
インストラクターと一緒に潜れる水深は6mまでで、自由に泳ぐことはできません。
ですが、ライセンスを取得してからダイビングをすると行動範囲や楽しみ方が違ってきます。
ダイビングの知識と技術を3日間くらいかけてしっかり学んでライセンスを取得しますが、潜れる水深は18mと広範囲を自由に泳ぐことができます。
このようにライセンスを取得しておくと世界中の海に潜り楽しむことができます。
さらに一度ライセンスを取得すると、ライセンスの種類にもよりますが、ほぼ更新の必要はなく一生使えます。
ダイビングには歳を重ねた方でもできますので、趣味としてずっと楽しむことができます。
でも、少し不安のある方やちょっと試したい方は、体験ダイビングから始めるのがいいでしょう。ダイビングで貴重な体験や本格的に楽しむには、やはりライセンス取得がおすすめです。車の運転には、免許証が必要なようにダイビングを楽しむためには、ライセンスが必要になってきます。
車のように交通ルールを覚えるのと同じで、ダイビング器材の正しい使い方や潜り方、海での注意点を知らないと安全に潜れません。
なので、免許証と同じようにダイビングの認定証であるライセンスが必要という訳です。
ライセンスを持っているという事は、ダイビングをするにあたっての正しい知識と技術を持っている証明書です。
日本国内だけでなく、世界中のリゾートやダイビングスポットでダイビングを楽しめるようになります。
では、ライセンスを取る流れを説明します。最短でも講習は3日から4日間かかります。
①初めは学科講習
内容は、教材やDVDを参考に事前学習になります。
陸上と水中の違い、トラブルの時の対処法、水中でのルール、注意点や器材の名称や使い方を学習します。その後資格を持っているインストラクターからのレクチャーを受け学んでいきます。最後に筆記試験でクリアすれば合格になります。
②次に限定水域講習
限定水域とは、プールだと背が立つ深さ、または海の浅瀬になります。
都心だとプールでの練習、離島や海のそばでの講習の場合は最初から海で練習できます。
そこは、講習する場所によります。ダイビングの基本スキルを学びます。
③いよいよ海洋実習になります
チームに分かれてボートでスタートします。
ダイビングは一人で参加してもバディという誰かしら一緒に潜ります。
陸上ではダイビング用の器材の重さを感じますが、海に潜ると重さは感じないはずです。
限定水域講習で学んだ基本スキルを実践します。
練習しているとふいに目の前に現れる魚たちを見たりできるので楽しいと思います。
学科と実技の2つが合格できたら、ライセンス取得!となりダイバーの仲間入りです。
さらに気になるのは、費用の事だと思います。
必要となる講習費用の総額は、一般的に6~7万円(税込)が相場と言われています。
費用の内訳は、講習、交通費、食費、宿泊費、器材レンタルなど宿泊や食費と組み合わせにとって総額が変わります。
講習を受ける場所や地域によっても変わってきます。例えば、都心の場合と違い、離島やリゾートで講習を受ける場合は飛行機代や宿泊代がかかります。
ダイビングショップで宿泊施設を併用していたりと様々なサービスを展開しているショップもありますので、検討してみるのがいいでしょう。
ダイビングには、それなりに費用がかかります。人によって予算のかけ方は違ってくると思いますが、ダイビングライフを楽しむために重視したい項目を自分なりに考えてそれに対して実現可能なダイビングショップやダイビングスクールを選んでみてください。